第135話ミッドナイトエロチカゲーム

ライラ視点

ベンジャミンの大胆な誘惑のせいで、イーサンは限界寸前まで苛立っていた。完全に私のせいというわけではないけれど、機嫌を直してもらわなければならないことは分かっていた。

パチェコ邸の私道に車が入ると、私はそっと彼の手を太ももに置いた。私の感触に反応して、下にある筋肉が強張るのが伝わってくる。

「あなたに、サプライズがあるの」私はわざと艶めかしい声で囁いた。「階下のバスルームでシャワーを浴びてきてくれない? 上で少し準備したいから」

イーサンの琥珀色の瞳が私に向けられた。ここ一時間ほど彼の顔に刻まれていた苛立ちが、一瞬にして好奇心へと変わる。「どんなサプライズだ?」

私は身を乗...

ログインして続きを読む