ライアー、ライアー、カウンシル・パンツ・オン・ファイア

アメリア

私は雌狼の後ろについていく。彼女はデスクの後ろにある両開きの扉を開けようとしている。おそらく、評議会が私たちと会う時間があるかどうか確認するためだろう。

彼らのアルファに、評議会がわざわざ会ってくれるかどうかを確認するために。

それが、どうにも気に入らない。

彼らはケインにもっと敬意を払うべきだ。

この湧き上がってくる勇気と、鋼のように強くなった背筋は、伝説のケイン・シャドウファングが後ろに控えてくれているからに他ならない。

沈黙の死。

雌狼が悲鳴をあげて慌てて脇へどいた隙に、私は彼女の手から扉を引ったくった。評議会はことあるごとに私のことでケインを悩ませることができる...

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