それだけの価値はありましたか?

アメリア

私に対するケインの宣言と、それに対する自分自身の反応への恐怖で、朝食を戻しそうになった。けれどその後、彼がランドンをどう甚振(いたぶ)るつもりかを聞かされたとき、その恐怖は――少なくとも今日という日は――すべて消え去った。

彼の考えは狂っている。

私たちがこれまで話し合ってきたこと、すべてに反している。

あまりに多くの問題を引き起こすだろう。

私が積み重ねてきた進歩を、危うくする恐れもある。

だが、私の奥底にある何かが呼び起こされるのだ。

より暗い部分が。

そして、それがたまらなく愉快に感じられる。

どうせ私は、他人によって作り上げられた存在なのだから。

いっそ、...

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