これは私たちのものです

アメリア

ケインの石の壁に身体を押し付けられている。彫り込まれた石の凹凸が、速く乱れる息遣いのたびに乳首を掠めていく。ケインがまだ私の奥深くにいるのを感じる。繋がっている部分には、微かな灼熱感が残っていた。「なに……」最後まで言い終える前に、ケインは私から身を引き、くるりと反転させて再び壁に押し付けた。

「無理だ。お前は俺のもので、これは俺たちのものだ。あいつにこれを奪わせるわけにはいかない」ケインは私の後頭部に手を添え、必死な様子で私の顔を隅々まで見つめる。彼の硬質に引き締まった身体のすべてが目の前に晒されている。その筋肉の一つ一つが、触れてほしいと叫んでいるようだ。私の指が、彼の腹筋を...

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