ハーフ・トゥルース

ケイン

フェザーマークに足を踏み入れるのは、戦場に立つようなものだ。ただし、その戦場に転がっているのは、死んでばらばらになった死体ではなく、何かに憑かれたように恐怖に泣き叫び、わめいているシフターたちだが。

もっとも、それも時間の問題だろう。

俺は一人、また一人と錯乱した者たちをまたぎ、パックハウスへと向かう。アメリアがいるとすれば、建物の周りに死体が散乱していることから、そこしかないだろう。多くの者が、安全な場所を見つけようと、詰め込めるだけの荷物を持って家から逃げ出している。

彼らはアメリアからは逃れられるかもしれないが、アメリアがこの世界から逃れられることは決してない。生きている影...

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