何とかできる

アメリア

ランドンがベッドに近づいてくる。彼はまだ下着を穿いていて、そのことに少しだけ神経が和らぐ。一方ではそれを引き裂いてしまいたいと思う自分がいて、もう一方では恐怖心だけで今夜はもう終わりにしたいと願う自分がいる。頬に触れられ、ぐるぐる巡る思考から引き戻される。肌と肌が触れ合う部分ではビリビリするような感覚が走っているのに、彼の手は温かく、心を落ち着かせてくれる。

「大丈夫。怖がらなくていい。君の準備ができるまでは何もしない。俺たちがメイトになるまで、何もしない。お互いを知るための時間はある。探り合う時間も」私は頷く。ランドンが優しくキスを始めると、心はさらに穏やかになっていく。彼が私...

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