気が変わった

アメリア

手首を縛られ、パックの中心へと引きずられていく。腕が痛い。マイケルの掴む力に、熱い涙が目に込み上げてくる。彼は私の手首をパックの中心にある柱に引っかけると、膝の裏を蹴りつけた。私は崩れ落ちる。腕が強く引かれ、肩が関節から外れてしまいそうだ。これから何が起こるか分かっていたから、私は身構えた。何をしても、痛みが和らぐことなんて決してない。感覚を麻痺させようとするけれど、彼らの囁き声が聞こえる。嘲りの声が。空気を切り裂くような乾いた音が響き、肌に熱い鞭が打ちつけられるのを感じた。灼熱感のすぐ後を、容赦ない痛みが追いかけてくる。それは熱したナイフのように何度も肌を焼き、やがて皮膚が裂け、...

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