触ってもいい?

アメリア

「ランドン……」

吐息が漏れる。彼の手が私の腰から離れ、口を覆う。その間も、指は私の熱い場所を速いペースで掻き立て続けていた。私はただ彼にしがみつくことしかできないまま、オーガズムへと導かれる。彼の腕の中で震えながら、全身を駆け巡る快感を追い求めて腰が揺れる。爪を彼の腕に食い込ませ、快感の波を乗りこなしながら、白目を剥いてしまう。ランドンが指を引き抜き、身を屈めて私の額にキスをすると、私は息を切らしたまま乱れていた。

「アメリア、地下牢に居させてすまなかった。君がなぜあんなことをしたのかは分かっている。だが、もう二度と俺より君自身を優先するようなことはしないでくれ」

彼は立ち上が...

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