37ドレス... それだけですか?

アメリア

腐っていく顎の骨について考えているうちに、うたた寝してしまっていたらしい。目を覚ますと、ベッドによだれを垂らしていた。もし彼らが私を完璧なルナに育て上げようとしているのなら、これをやめさせる方法も見つけるべきだろう。自分によだれを垂らすなんて、ルナにはふさわしくない行為のはずだから。そう思うと、思わず一人で笑ってしまった。

起き上がって時計を確認すると、もうすぐ食事の時間だった。アルファ・マシューに会うのは気乗りしないけれど、シンシアが来てくれると言っていたから、それなら行く価値はある。

別のドレスに着替える。今度のは丈が短いが、それでも他のに比べればまだおとなしいデザインだ。...

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