エレノア ¹

電気が走ったようだった。

私に起きた最高の出来事。それは、私を助けてくれたこの不思議な男の人が、私にキスしてくれたこと。

最初はためらうようだった。唇で許可を求めるように。でも私が身を開くと、彼は飛び込んできて、私の羞恥心も、純粋な欲望以外のあらゆる感情も、すべて飲み込んでしまった。

私は彼のシャツを掴み、さらに深く身を乗り出す。お腹の中では蝶が乱舞し、五感が過敏になっていく。

彼が私の首筋を掴む力を少し強めると、膝ががくりと折れ、アソコが期待にきゅっと締まる。抑えようと必死だった喘ぎ声が漏れてしまった。

その声が、彼の理性を吹き飛ばした。

彼は野獣と化し、燃えるような赤い瞳は緑色...

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