ニコライ

俺の顔から笑みが消えることなんて、この世の何をもってしてもあり得なかった。

ここは驚きと興奮に満ちた世界。俺の指は最愛の人の体に深く沈み、彼女から引き出す声の一つひとつに、とてつもない喜びを感じていた。

俺は再び彼女にキスをし、指をひと掻きするごとに、その喘ぎを飲み込んでいく。

ペニスは張りつめ、かまってくれと懇願していたが、彼女を中に入れるときに傷つけないように、少なくとも二回以上はイかせなければならないとわかっていた。

彼女の牙は剥き出しになっていたが、俺はそれを押しとどめた。俺たちを宇宙のいかなる力でも引き離すことのできない、あの絆を築くためには、完璧なタイミングでそれが必要だっ...

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