第77話

二人が到着した時、ちょうど見事な一幕に出くわした。

老喬は馬貝貝に地面に押さえつけられ、全身土だらけで、眼鏡は顔に歪んでかかり、血の跡がついていた。

謝嬋は二人の間に入って仲裁しようとしていたが、目の血走った二人の男は彼女の言葉など全く耳に入らない様子だった。小喬は怯えて彼女の足にしがみつき、引きずられるままになっていた。謝然と謝青寄はこの状況を見て、同時に前に出て二人を引き離した。

老喬は謝青寄に支えられながら、まるで火を起こす時のふいごのような荒い息を吐いていた。彼は元々馬貝貝より体力で劣っていたうえ、年齢的なハンデもあり、ほぼ一方的にやられていた状態だった。今、馬貝貝が謝然に抑えら...