第23章 彼女の服を脱がす

桐島翔太は祖母との話し合いが決裂して以来、ここ数日ずっと如月家に身を寄せていた。

一方、藤咲花音は桐島グループに提出する企画書の作成に追われ、連日の残業を余儀なくされていた。

そして、提出期限の前日、深夜。

藤咲花音は最後の修正を終え、ようやく納得のいく出来栄えになった画面を見て、長く安堵の息を吐いた。

あとは明日、この企画書を提出し、桐島征十郎の審判を仰ぐだけだ。

彼女は資料に不備がないか再三確認してからPCを閉じ、スマホで配車アプリを操作しながらビルを出た。

エントランスを出て、藤咲花音は手配した車がいつ到着するか画面を確認していた。

突然、背後から乱れた足音が迫ってくる。...

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