第45章 もう一度彼女と寝ればいい

夕方になり、ようやくカフェの閉店時間を迎えた。

「今日は藤咲さんと佐々木さんに手伝っていただいて、本当に助かりました。お二人がいなかったら、とても回りきれませんでしたよ」

店員は二人に頭を下げて感謝を述べ、最後に藤咲花音のそばに張り付いている男にも視線を向けた。

「それから、桐島社長もありがとうございました……」

桐島翔太は曖昧な態度で応じた。彼の神経はすべて藤咲花音に注がれており、彼女が逃げ出しはしないかと気を張っていたのだ。

「どういたしまして。イベントは三日間続きますし、明日は私たちも来られないかもしれません。入場制限をかけて、一日三十組限定にしてみるのもいいかもしれませんね...

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