第47章 証拠はあるか

一方。

如月奈々からの電話を受けた桐島翔太は、すぐさまバーへと駆けつけた。

店の前では、如月奈々とその連れが、四、五人の酔っ払いに絡まれていた。男たちは彼女たちを無理やりホテルへ連れ込もうとしているようだ。

桐島翔太が姿を現すと、男たちは渋々といった様子で手を離し、散っていった。

連れの友人を送り届けた後、彼は如月奈々を如月家へと連れ帰った。

恐怖のあまり、如月奈々は道中ずっと泣き通しだったが、家に着く頃には疲れ果てて眠ってしまった。

彼女を寝室に放り込み、桐島翔太はようやく一息つくことができた。

時計を見ると、すでに夜の十時を回っている。

藤咲花音は無事に帰宅できただろうか...

ログインして続きを読む