第141章 山本グループの株10%

山本宏樹は俯いたまま、押し黙っていた。祖母は怒りのあまり、全身をわなわなと震わせている。

「おっ、お前という奴は……この親不孝者が! 私を憤死させる気かい!」

 私は祖母の体調が心配になり、慌ててその体を支え、背中をさすってなだめた。

「お祖母様、もう怒らないでください。宏樹とあの女性の関係は、世間で言われているようなものではありません。メディアが面白おかしく書き立てているだけですから」

 祖母を安心させるため、私は咄嗟に嘘をついた。

 祖母は私に顔を向け、その瞳を痛ましげに歪ませた。

「美玲……私が悪かったんだよ。あの子への躾がなっていなかったばかりに、お前には辛い思いをさせて...

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