第63章 幽霊を捕まえる:邪悪な養女を鞭打つ?!

御影星奈はエレベーターに閉じ込められていた。

赤ん坊の泣き声に、彼女は思わず眉をひそめる。

あたりは真っ暗で、何も見えない。

御影星奈はスマートフォンのライトをつけ、明かり代わりにした。

眩しいほどの光が彼女の顔全体を照らし、なぜか不気味で怪しい雰囲気を醸し出している。

彼女は空中に符を描く。その速さは、極めて速い。

実体のない符は、まっすぐ前方へと飛んでいった。

次の瞬間、「バンッ!」という音と共に、エレベーターのドアがこじ開けられた。

両側が内側にへこんでおり、どれほどの力が込められたかが窺える。

強力のお札は、わずか五秒で完成する。

御影星奈は、自分のこの行動がどれ...

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