第14章  一部の嫌な奴は本当に懲らしめが必要

いいチャンス!

林田隼人は咳払いをして言った。「桜、インテリアデザインが好きなの?」

「うん、大学でその専攻を選んだの。自分の家を持ちたかったし、この仕事は稼げるからね」

妹が稼ぐために選んだと聞いて、林田隼人は少し心が痛んだ。「これからは俺たちがいるから、生活費の心配はしなくていいよ」

「でも、いつまでも頼るわけにはいかないよ。もう一人でやっていくのに慣れてるから」

佐藤桜はその言葉を気にせず、車はコンテスト会場へ向かっていた。

林田隼人は冷静にスマホを取り出し、グループチャットに報告した。【最新情報!!!兄、妹が君の会社が主催する百花国際デザインコンテストに参加するよ】

林...

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