第1353章

翌日、二人は連れ立って姿を現した。アンのブロンドのウェーブヘアはストレートの黒髪へと変わり、その表情も髪色と同様に暗く沈んでいた。

二人が登校してきたとき、ルナはちょうど電子レンジで弁当を温めているところだった。

突き刺さるような敵意を感じて振り返ると、そこにはすでにジャスティンとアンの姿があった。どうやら、この先穏やかには過ごせそうにない。

(はあ……これも全部、自業自得ね。誰にだって愚かな瞬間はあるものだけれど。ああ、一年前にタイムスリップして自分を絞め殺してやりたい。どうして海外での平穏な生活を捨ててまで、また高校に通おうなんて意地を張ったのかしら?)

(「馬鹿」というのは、本当...

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