第367章

ネイサンは氷の入った袋を握りしめたまま振り返ったが、何も言わなかった。その後、彼は書斎に入り、パソコンの電源を入れてメッセンジャーを立ち上げた。案の定、ヒルダはオンラインだった。ネイサンはログインし、ヒルダにチャットを送り始めた。

「ハニー」と彼は呼びかけた。

しかし、ヒルダからの返信はない。

諦めきれない彼は、再びメッセージを送った。「パンプキン」。それでも返事はない。「ヒルダ!ヒル!ハニー!ダーリン!僕のお姫様……」

十分以上待ったが、ヒルダは一言も返してこなかった。

いくつかのファイルを処理し終えて、ようやく彼女は口を開く気になったようだ。「自分が何をしたか分かってるの?」

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