第228章

「あなた……!」

 私は必死に身をよじった。

 青木井東は下卑た笑みを浮かべてベッドの縁に腰を下ろすと、濡れた髪をタオルで乱暴に拭きながら、ねっとりとした口調で言った。

「昨夜は兄さんとの甘い夜を邪魔して悪かったな。だが兄さんはもうアフリカへ帰った。今日は俺が兄さんの代わりに、たっぷりと可愛がってやるよ」

 そう言って、彼は顔を近づけてきた。

 猛烈な自衛本能が、私に力を与えた。青木井東の拘束を振りほどこうとあがくが、圧倒的な体格差のせいで抵抗は虚しいものに終わる。それでも、なんとか彼を体から引き離すことだけはできた。彼は突然、気味の悪い笑い声を上げた。

「静香さんがこれほど気が...

ログインして続きを読む