第15章 俺はどんな男?

「はい」水原茜は空と一緒に選び続けた。

藤原圭がすぐに戻ってきた。表情は変わらない。

水原暖と太田久美子のテーブルに、店員の丁寧な声が響く。「申し訳ございません。お二人様、店内の都合により、ご退店をお願いいたします」

「退店?まだ6時過ぎじゃない?冗談でしょう?!」水原暖は驚いた様子で。

「申し訳ございません。速やかなご退店をお願いいたします」

「まだ食事も終わってないのに追い出すの?北町で商売できなくしてやるわよ!」

太田久美子と水原暖は怒って立ち上がった。周りを見渡すと、他のお客様は皆普通に食事を続けている。

そして隣のテーブルに水原茜の姿が。

そして彼女の隣には見知らぬ...

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