第23話

「どれも命令のように聞こえるのに、どの言葉も林讓にとっては金科玉条だった。林讓は喻少裴に近づき、彼に寄り添いながら哀れっぽく囁いた。「お兄さん、ベッドに行こう」

「ああ」喻少裴は浴槽から出ると、林讓の手を引いた。彼は林讓を連れて出て行き、ベッドに近づくと突然力を入れて林讓をベッドに投げ出した。林讓が体を翻すと、喻少裴が潤滑剤のチューブを手に持っているのが見えた。

「今、怖いか？」喻少裴の手の動きはゆっくりとしていた。林讓は視線を逸らして俯いた。「お兄さん...もうやめておこうよ...」

喻少裴は林讓に選択肢を与えなかった。彼は林讓の股間に跪き、その淡いピンク色の小さな穴を真剣に見つめた。...