第136章:ファイナルカウント

レイ王視点

我々は、奴をどう尋問すべきか話し合っていた。十字架と神の御名以外に、奴に通用するものがあるのかどうか、我々には確信が持てなかった。魔女は、人間が神として崇めるものを恐れる。多かれ少なかれ、彼女らは人間界における悪魔の眷属なのだ。結局のところ、魔女とは魔法を身につけた人間に過ぎない。奴らを止めるには殺す以外にないと私は思っているし、ドナルドも同様だ。ドナルドとイジーなら、奴が魔法を使えなくする呪文をかけるだけの力があることは分かっている。

だが、それをどれだけ長く維持できる? どれほどの時間、その呪文をかけ続けられるというのだ? サラがゾロより強力なのは分かっている。サラ、ドナ...

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