第7章
絵理沙のスキャンダルが露見してから、世界は一変した。
提携企業は蜘蛛の子を散らすように去っていき、誰もが藤原家の泥舟に乗ることを恐れた。遠山家も西村家もその煽りを食らい、見る影もなく没落していった。
三ヶ月後、広志が藤原家の中枢事業を掌握した。かつて雲の上の存在だった名家たちは、今や世間の笑い者へと成り下がっている。
その様を眺める私の胸には、暗い歓喜が渦巻いていた。
「満足か?」
背後から広志の腕が伸び、私を包み込む。
「想像以上ね」
私は振り返り、彼の瞳を見つめた。
一新された藤原家の会議室は、まばゆいばかりの輝きを放っている。私は正式に『藤原家の身代わり令...
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