第78章

しばらくの間を置いて、雨宮澪はようやく口を開いた。

「辛いのはわかってる。鬱なんて、約束したからってすぐに治るようなものじゃないってことも……。でも、自分を抑えきれなくなりそうな時は、私のことを思い出してほしいの。光ちゃんのことも。私たちには、あなたがどうしても必要なんだから」

もし彼女に何かあったら。

その後の日々のことなど、雨宮澪には想像することさえ恐ろしかった。

「中学からの付き合いじゃない。約束したでしょ、一生親友でいるって。水無瀬柚季、途中退席なんて絶対に許さないからね」

彼女のあまりに真剣な眼差しに、水無瀬柚季は喉の奥に綿が詰まったような息苦しさを覚えた。

「変...

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