第280話

鋭い口調に、私は凍りついた。

「首に捕まれ。落ちたくないならな」

私はためらい、彼を見上げて眉をひそめた。「一人で渡れないとでも思うの?」

だがアシュトンは首を横に振るだけで、私をまっすぐに見つめた。彼の声は落ち着いていて、ほとんど厳粛ですらあった。「同じ過ちを二度と繰り返したくない」

私を腕に抱いたままでも、彼は難なく小川を渡りきった。一分もかからずに、私たちは向こう岸にたどり着いた。

彼はそっと私を下ろした。足がひんやりとした地面に触れると、苛立ちの熱が引いていった。

それからアシュトンは再び私の手を取った。私たちは黙って歩いた。聞こえるのは風に揺れる葉のざわめきと、時折聞こえる...

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