第317話

一晩中、寝返りを打ってばかりいた。

黒幕はキャサリン……?

どういうわけか、私の一部がそれを信じるのを拒んでいた。

彼女に対してまだ姉妹としての情が残っているわけじゃない。ただ……彼女らしくない気がしたのだ。

キャサリンは意地が悪くて執念深く、私を陥れるためなら卑劣な手も厭わない。

でも、彼女のやり口はいつも、噂を流したり、陰で悪口を言ったり、私の人間関係をめちゃくちゃにしたりするものだった。

私を殺すために殺し屋を雇うなんてことより、アシュトンを誘惑しようとしたっていう方が、まだ信じられた。

そもそも、どこへ行けばそんな人たちを見つけられるというのか。

でも、アシュトンの人脈は私のものよりは...

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