第4章

美咲視点

キスが終わり、私たちは息を切らしながら体を離した。

健の瞳が私を捉える。その深い黒い瞳は、欲望に燃えていた。彼は彫刻のように若々しく、力強い。Ｔシャツの下に浮かび上がる筋肉の筋が、私の喉を渇かせる。

「美咲……」彼の囁きと共に、唇が再び私のそれを覆った。今度はためらいなく、舌を絡ませてくる深いキス。

私はそれに応え、無意識に手が彼の胸へと伸びる。「ん……」と小さく喘ぎながら、自然と体を彼に押し付けた。広い胸板に胸が押し潰され、久しく忘れていた熱が下腹部から込み上げてくる。自分が濡れていくのがわかった。

彼は急かすことなく、優しく私をソファへと導く。その手のひら...