イントゥルーダーズ・イン・ザ・スペース II

エマーソン視点

やっぱり、変えるべきかもしれない。

ブラッドの番号にかけながら、そんな考えが头に浮かんできた。少なくとも緊急時には、誰に連絡すればいいか分かるようにしておくべきだ。それに、あいつは俺の彼氏なんだし。

ブラッドは電話に出ない。

貧乏ゆすりをしながら、もう一度かける。開いたドアの向こうからキャシーの笑い声が聞こえてきて、アダムが何を言ったんだろうなんてぼんやり考えている間も、呼び出し音は鳴り続けている。

それでもブラッドは出なかった。

まあいいか。俺は肩をすくめる。後でまたかければいい。まだ仕事中なのかもしれない。いや、たぶんまだ仕事中なんだろう。

連絡先をスクロール...

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