第127章 私を許してください

自分が座っている場所がソファではなく、ベッドだったと小島麻央はその時初めて知った。

「あっ!」

小島麻央は悲鳴を上げ、すぐさま必死にもがき始めた。

しかし相手の力は格段に強く、彼女の手首を掴んで引き上げる。

カチャリという音と共に、小島麻央は自分の手首が革製のものでしっかりと縛り付けられたのを感じた。

「何するの!? 助けて! 田村弁護士! 田村弁護士、助けて!」

耳に田村哲生弁護士の声は届かず、もう片方の手首も同じように拘束されてしまった。

今の小島麻央は、まるでまな板の上の魚。されるがままになるしかない。

際限のない恐怖が彼女の神経すべてを呑み込んでいく。小島麻央は脚をば...

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