第28話

ダラス視点

「もしこれが繰り返されるパターンなら、数ヶ月、いえ、数年も遡って調べないといけない。それを一人でやるのはとても時間がかかるわ。私たちの絆を育むために一緒に過ごせたはずの時間がね。だから、助けを呼んだの」

彼女がそう言うと、私はためらうことなくキスをした。

私はダクストンに頼んでプレストンに念話を送り、彼とパールを図書室まで来てもらうようにした。パールが考えていたよりも大きな問題がある可能性を二人に知らせる必要があったし、プレストンには、私たちの財政を調査するためにスクワッドに許可を出してもらわなければならなかったからだ。

アルファ・プレストンとルナ・パールが図書室に入ってくる...

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