第7章

 翌朝、マリアンナが私の部屋の扉を叩いた。

「ウィスト」

 彼女は軽く会釈し

「昨夜の件、お詫び申し上げたく」

 私は冷淡に彼女を見つめる。

「謝罪は不要だ。あなたがそこに座っていたのは当然のこと」

 マリアンナは首を振り、穏やかな笑みを浮かべた。

「誤解されているかと。昨夜のことはすべて、ストー様の采配でした。彼がご覧になりたかったのです、あなたが……」

「私がどうすると?」

 眉を上げて問う。

「彼に嫉妬なさるかどうかを」

 彼女は率直に答えた。

 私は呆気に取られ、すぐさまフンと鼻を鳴らした。

「馬鹿馬鹿しい! 彼がなぜ私の嫉妬を必要とする?」

「ウィスト、...

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