第35章

パソコンの前に座る私も、監視している海子の姿が次第に朦朧と揺らめくのに合わせて、意識が浮遊していた。パソコンの前にいる私でさえ、海子のセクシーで魅力的な身体と歩き方に深く魅了されているのだから、今海子とこれほど近くにいる父はなおさらだろう。海子の身体が近づくにつれ、父は窒息したかのように、荒い息を吐いていた。

ゆっくりと、海子はベッドの前まで歩いてきた。彼女は手で自分の長髪を脳後ろに流し、長髪が軽やかに揺れると、私と父の身体は刺激されて恍惚状態になった。ベッドの前に来ると、海子はその白く細い両手で優しく父の胸を撫でた。その撫で方はとても柔らかだった。海子は目を微かに閉じ、陶酔した表情を浮か...

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