第40章

満足そうに眠りについた二人を見つめながら、私の心は何とも言えない気持ちに包まれていた。興奮もあったが、同時に一抹の酸っぱさも感じる。おそらく自分は想像していたほど冷静ではないのだろう。しかし、もう後戻りはできるのだろうか?これらすべては自分が望んでいたことではないのか?タバコに火をつけ、煩わしい思考を振り払う。これからの道筋を考えた。今回の父の怪我は、また二人に親密な接触の機会を与えた。この間、私は計画的に推し進めることはせず、すべて二人の自然な流れに任せていた。ここまで発展したのは、私の後押しもあったが、運命、ということでもあるのだろう。

タバコを吸い終えた後、パソコンを閉じ、ベッドに横...

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