第15章

二人の背中を見つめながら、高橋祐介は心の中で冷笑した。

せっかく忠告したのに、小林美穂は聞く耳を持たない。なら少し痛い目に遭わせて、教訓を与えてやればいい!

その頃、石川健一はすでに小林美穂を連れて会社の入口まで歩いていた。

ドアは内側から鍵がかけられており、入口のインターホンだけがライトを点灯させていた。

石川健一はインターホンのボタンを押し、中に向かって話し始めた。

「石川家の石川健一だ。今日はこの人たちの金を取り戻してやるために来た。大人しく金を返せば何事もなかったことにしてやる!さもなければ、石川家の専門弁護士チームの出番だぞ!」

小林美穂はその言葉を聞きながら、心の中で...

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