第17章

この言葉を聞いて、藤原未咲はため息をつきながら頷いた。

「仕方ないわね!」

そう言うと、彼女は携帯を取り出し、高橋祐介に200万円を振り込んだ。

「あとで彼女を迎えたら、しっかり手配してね!お金を惜しまないで!」

藤原未咲の目には、葉山梓も名門令嬢。

自分が行けないのなら、いい加減な対応はできない。

高橋祐介はそのお金を返金した。

「最近、友達が新しいレストランをオープンしたんだ。ちょうど営業キャンペーン中だから、お金はかからないよ」

これを聞いて、藤原未咲は少し驚いた様子で高橋祐介を見た。高橋祐介がそんなすごい友人を持っているとは知らなかった。

でも、レストランならまあま...

ログインして続きを読む