第67章

しかし次の瞬間、男の笑みは凍りついた。

 高橋祐介の手にする刃が、あまりにも凄まじかったからだ。

 男の刀を紙切れのように容易く断ち切り、その勢いのまま、刃は男の胸元へと深く切り込んだ。

 ドサッ、と鮮血が辺りに飛び散る。

 祐介は優雅な所作でバックステップを踏み、一滴の返り血も浴びることなく間合いを取った。

 これで敵は残り二人。

 リーダー格の男と、「四番」と呼ばれていた男だけだ。

 リーダーは目を見開き、戦慄していた。同じ武器を使っているはずなのに、なぜ祐介の太刀筋には勝てないのか、理解が追いつかないのだ。

 一方、車内からその光景を目撃していた三人もまた、驚愕に目を見...

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