第146章 彼女を皮肉る

田中春奈は微笑んで首を横に振った。「二宮社員、それは勘弁してください。私、歌もダンスも苦手なんです。遠慮しておきます」

「えー、いいじゃないですか! 田中さんはこんなに美人なんだから、ただそこに立っているだけで僕たちにとっては最高のご褒美ですよ!」

二宮倫太郎はさらに持ち上げる。「それに、江口社長はうちで一番のイケメンですからね。お二人が並んでいると、本当にお似合いですよ! ねえ、江口社長?」

その言葉に、江口匠海は薄く笑みを浮かべ、手を振って否定した。「今日はただ春奈の付き添いで来ただけだ。彼女の晴れ舞台を邪魔するつもりはないよ」

田中春奈はメダルを受け取ると、江口匠海と共にステー...

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