第153章 馬脚を現す

彼の背後には、訓練の行き届いた数名の黒服が控えていた。一糸乱れぬ足取りと圧倒的なオーラは、遠目に見るだけで畏敬の念を抱かせるほどだ。

中山由岐は今宵、白のタートルネックにグレーのトレンチコートを羽織っていた。

その肌は抜けるように白く、月光に照らされると、まるで玉のように温かみのある艶を帯びて見える。

彫りの深い顔立ち、眉宇に漂う言葉にしがたい気品、そして生まれ持った超凡な存在感。その姿はさながら、漫画の世界から抜け出してきた東方の王子のようだった。

ヘリコプターの中の江口匠海と竹内歩夢を認めると、中山由岐は口元に愉悦の笑みを浮かべた。

「まさか、俺たち三人がこんなシチュエーション...

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