第201章:グレイス

シャワーの後、リースは優しく私をタオルで包み込み、額にキスをした。あんなふうに手早く済ませたにしては、信じられないほど素晴らしいひとときだった。彼にはもうこれ以上驚かされることはないだろうと思うたびに、いつもいい意味で裏切られる。最高の形で私を貪った後、彼は石鹸を私の肌に、シャンプーを髪に揉み込んでくれた。そして私も彼に同じことをした。それは至福の時間だった。彼こそが至福そのものだった。女神様、私はこの男を心から愛している。

彼は清潔な服を取ってきてくれるなど、まだ私の世話を焼いてくれていたおかげで、私は暖かいバスルームから出ずに済んでいた。もちろん文句なんてない。彼は腰にタオルを一枚巻いた...

ログインして続きを読む