125-私はヒーローを必要としています。私の足元からぬぐってくれる?

エリ

パニック寸前だ。ダミが何かしら深刻なトラブルに巻き込まれたせいなのか、それとも、あいつが助けを求めて俺に電話してきたせいなのか。この、俺に。エリにだ。普段はちょっと呆れたようにため息をつかれる、あの俺に。よっしゃ! いや、もちろん、あいつに危険な目に遭ってほしいわけじゃない。だが正直に言うと……電話をくれたのがめちゃくちゃ嬉しい。俺がこれまでしてきた選択が、全部正しかったって証明された気分だ。こっそりあいつの短縮ダイヤルに自分を登録したことも含めて。まあ、まだ二番手だけど、それは一時的な後退にすぎない。あとは駆けつけて、厄介事をいくつか片付けて、できればクールに決めて、そしたら...

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