57-太陽は出ましたか、それとも私に微笑みかけましたか?

五時ごろ、ジュリアンが夕食を手に現れた。心底ほっとしたことに、彼も私と同じくらい緊張しているように見えた。たぶん、前回は両親とデイジー叔母さんのことで頭がいっぱいで、お互い気楽でいられたんだろう……。それに、あの時はお酒を飲んでたし。おかげで間違いなく緊張がほぐれた。でも今日はそうはいかない。ルーカスは立ち上がって、いつも通りさりげなく彼を迎える。一方、兄はすぐに握手を求めて手を突き出した。ルーカスは一瞬動きを止め、眉を片方だけ上げる。今この場でジュリアンの心を読むべきか、考えているみたいだ。ジュリアンはただ肩をすくめ、ぎこちない笑みが口の端に浮かんだ。

「『やあ』と『くそ、緊張する』って声し...

ログインして続きを読む