77-トランプすらしていないけど、どういうわけかクイーンを引っ張った。

中に足を踏み入れた瞬間、ルーカスが噴き出した。上品なくすくす笑いでも、抑えた笑いでもない。腹を抱え、息もできないほどの大爆笑だ。彼は体を二つに折り、腹を押さえ、肩を 震わせている。最初は私も、この状況のあまりの馬鹿馬鹿しさにつられて一緒に笑っていた。用心棒がくしゃみで自滅する様は、確かにおかしかったから。でも、私の笑いが数秒で収まった後も、ルーカスはまだ笑い続けていた。彼はくつくつと笑い、目元を拭い、止めようとしてはまた新たな笑いの発作に襲われる。私は腕を組んで、待った。

「そんなに面白くなかったでしょ」と私は指摘する。ルーカスは息を吸い込みながら、首を振った。

「いや、めちゃくちゃ面白...

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