第4章

 栞奈視点

 なんとか階下まで下りてきた。何か食べ物が必要だった。胃を落ち着かせて、この吐き気をどうにかするためのものが。

 キッチンにたどり着くよりも前に、痛みは唐突にやってきた。

 腹部を鷲掴みにされるような鋭い疼きが、一度始まると離してくれない。なんとか体を支えようとソファの背もたれに掴まった。けれど、痛みは波のように繰り返し襲いかかり、ひどくなる一方だった。

 結局、私はソファに崩れ落ち、体を丸めた。全身に冷や汗がにじみ出し、体の震えが止まらない。

 「お姉ちゃん?」

 私を覗き込むように恵梨香が現れ、その顔は青ざめていた。

 「しっかりして、お姉ちゃん、どうしたの?」...

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