第4章

 この六年間、私は龍崎圭が鈴木はるかと付き合っていないことをいいことに、平然と彼の愛人を続けてきた。

 彼の友人たちに「恥知らず」「龍崎圭と鈴木はるかの仲を引き裂く女」と罵られても、私はただへらへらと笑っていた。

「どうして私が浮気相手なんですか? 圭くんはまだ鈴木はるかと付き合ってないじゃないですか」

 友人たちが腹を立てて龍崎圭に告げ口し、龍崎圭が私を叱責しに来る。

「どうしてお前と鈴木はるかを同列に語れるんだ?」

 私は無垢なふりをして瞬きをする。

「じゃあ、二人は付き合ってるんですか?」

 そう聞くたびに、龍崎圭はさらに怒った。

 怒ると彼はベッドの上で私を痛めつけ、...

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