第7章 真相明らか

深夜、東京のある豪華ホテルの最上階。その一室に設えられた会議室は、息が詰まるほど重苦しい空気に満ちていた。

県会議員の石田宗介は、震える両手で額に滲む冷や汗を拭った。

「瀬戸君……この件は、話し合える。いくら欲しい?」

大手建設会社の社長である山本は、顔を紙のように真っ白にさせ、声を震わせた。

「一千万か? それとも二千万か? 君の言い値でいい!」

闇社会との繋がりを匂わせる川崎は、影の中に座り、蛇のような眼差しをこちらに向けている。

「小僧、お前が首を突っ込んでいい問題じゃねえぞ……」

瀬戸遼太郎は冷笑を浮かべて三人を見回すと、奴らの息子たちの、おぞましい獣性が記録...

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