第90章

黒田謙志は彼女の情の高まりを見て取ると、再び覆いかぶさり、さらなる蹂躙を加えた。

中村奈々が再び気を失うまで、黒田謙志は彼女を解放しなかった。

疲れ果てて昏睡する彼女の乱れた長髪を指で梳き、温かいタオルでその体を丁寧に拭う。

そして、彼女を抱きしめたまま安らかな眠りについた。

目覚めると、すでに朝だった。窓から差し込む晨光が、部屋中を満たしている。

中村奈々が顔を向けると、男の整った横顔が瞳に映った。彼女は思わず白く華奢な手を伸ばし、その英毅な眉、高い鼻梁、そしてセクシーな薄い唇をなぞる。

中村奈々はおずおずと顔を寄せ、黒田謙志の唇の端に、軽く口づけを落とした。

その瞬間、黒田...

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