第149章 私に答えて

休憩室は静寂に包まれた。

河野明日香も少し驚いた様子で原田渉を見つめ、しばらくして首を横に振った。「それで、あなたは今、全ての過ちを十歳にも満たない子供に押し付けようとしているの? 原田渉、あなたがそんな人だとは思わなかったわ」

彼女はスーツケースを押し、踵を返して外へ向かおうとした。

原田渉は咄嗟に彼女の腕を掴んだ。「俺は原田日菜にあんたを探すよう頼んでない。ましてや八公山を元明山に変えさせるなんてことも」

河野明日香は彼の腕を振り払った。「あなたの言うことが全部本当だとして、原田日菜が自分で私を見つけ出したとするわ。場所を変えたことも。じゃあ、彼女はなぜそんなことをしたと思う? ...

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