第154章 彼女を収める

庭に入ると、佐野陽菜は笑顔で尋ねた。

「原田さん、こちらの大野さんも、ここに住むんですか?」

「うん」原田麻友は一枚の符を取り出し、佐野陽菜に手渡した。「彼女を部屋に連れて行って。ドアにこの符を貼っておいて」

それから彼女は大野佳奈の方を向き直って言った。

「あなたのことは、明日改めて処理するわ」

大野佳奈「……」

彼女は田村玲央を一瞥し、それから腕を組む山口理沙に目をやり、最後に表情の乏しい原田麻友を見て、とても卑屈な笑みを浮かべた。

「もちろんです! 必ずあなた様のおっしゃる通りにしますから。絶対に面倒は起こしません」

屋敷の中に生きている人間の女性がいるのを見た時、確か...

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